えなじー of my Life

推しについて語りたい気持ち、その時感じたり考えたことを綴っていきます。

推しアイドルのライブ初観覧の覚書

 人生で初めて『推しアイドルのライブに行く』という経験をした。この初めてという貴重な経験を記憶に残しておきたいと思い、ここに書き留めておこうと思う。

(全体を書くと非常に長くなりそうなので、川尻蓮さんに関する感想のみ書いていきます。少々ネタバレを含みます。)

 

 2022 JO1 1st ARENA LIVE TOUR 'KIZUNA'

 9/10 丸善インテックアリーナ大阪 夜公演

 座席はスタンド席後方、カメラの真横だった。

こんなに後方でもセンターステージにアイドルが立てば、表情は視力の問題的に見えなくても体の動きはバリバリ確認可能なほど近くで彼らをみることができた。上方なためフォーメーションも見やすい。メインステージはメンバーの見分けも辛うじて可能かな?といった具合だった。

 当日までネタバレを踏まないようにTwitterを見ないようにしていたのでJO1公式情報すらろくに拾っていない状態で、JO1の存在自体が自分の中でどんどん不確かなファンタジーになりそうだった。

 JO1箱推しであることは大前提として、終始双眼鏡を併用しながら最推しである川尻蓮様をセルフチッケム状態で眺めた。

 

 まず公演中に1番思ったことは、川尻蓮さんの職人らしさを感じる仕事ぶりが本当に好きだなということ。そして、川尻蓮という人間の中には、気品あふれる高貴な妖狐とスーパー陽キャなギャルと夢の国から飛び出してきたディ◯ニープリンセスが共存していたということ。

 公演終わり、記憶がほとんどなくて詳細を何も思い出せなくてもこの点については鮮明に覚えていた。

 どの曲のどの部分が良かったとか、詳細はほとんど覚えてないのに、彼の所作が、表現が、佇まいが…全てが美しかった。

 ダンスをしている時のシルエットの美しさはもちろんのこと、爪の先まで神経が通っているような、ダンスの動作の間に凛としつつも何か柔らかい余韻を感じるような、不思議な魅力にさらに惹きつけられた気がした。特にSpeed of Lightの時に強く感じた。力強く、また光の速さを表す疾走感のあるダンスだと思うけど、手先の表現の柔らかさのギャップに息を呑んだ。これが噂のエモ手か…と感動に震えた。あと、やっぱ衣装のジャケットとかの捌き方がすごく好きだった。怖いくらい美しい。

 繊細で透き通るようなハイトーンボイスから、独特なハスキーな質感を帯びた歌声まで、CD音源をも上回るうまさに開いた口が塞がらなかった。鳥肌が立つというより、心臓をギュッと掴まれたような今までに経験したことのない反応が自分に起こっていた。特にICARUSの歌唱は、スタンドマイクを使用しており、まっすぐ伸びる光の線に囲まれた空間が幻想的で非常に神々しかった。この空間に響くハイトーンボイスに一瞬目の前が真っ白になった気がしたんだけど、私は気絶していたのかな?今思えば、ずっと心臓が脈打って大興奮に飲み込まれるというより、公演に吸い込まれるように没頭し、まさに息をすることすら忘れるという状態だったのかもしれない。私に新しい感情を教えてくれてありがとう。

 花道の移動時や自由に動き回る時、終始すごいファンのことを見ていたなぁ。手を振ったり愛嬌したり飛び跳ねたり…。表情が豊かで、動き方が本当にプリンセスだった。一瞬、ライブではなく夢の国のパレードを見にきているのかと本気で錯覚した。「名前のそれ。みんな作ってきてくれてありがとう」とスローガンを作ってきていることにお礼を言うアイドルいる?作ってくることが当たり前ではないと捉えてお礼を述べてくれるなんて…。そんなふうに嬉しいと思ってくれているって伝えてくれる優しさが身に染み渡った。見てもらえないかもしれないという前提があって、今回の私の席みたいに遠くて本人の目に絶対入らない時でも、こっちまで嬉しくなって心が暖かくなって泣いちゃいそうだったな。

 

 冒頭で述べたように、私は川尻蓮さんの職人のような細部へのこだわりが見える仕事人なところが本当に好きだ。公演終わり、この気持ちが本当に大きくなっていた。側から見たら神経質そうに見えても彼はこれを好きでやっている、楽しんでいる。そういうところを本当に尊敬しているし、生きる希望だし、目標だ。私が彼に惹かれた原点みたいなものを、初観覧したライブから感じることができて本当に幸せだった。

 

 ここまで読んでいただいた方がいらっしゃれば、本当に感謝申し上げます。慣れないこと故、読み辛い箇所も多かったかと思います。とりあえず記憶がほとんどないため、早く事実確認したいので円盤の発売を心待ちにしたいと思います。それでは、see you!